山口大学は、文部科学省 平成29年度「地域イノベーション・エコシステム形成プログラム」に山口県と共同申請し、「革新的コア医療技術に基づく潜在的アンメット・メディカル・ニーズ市場の開拓および創造」が採択されました。
本事業では、大学の有する革新的医療シーズを基に、既存医薬品では満たされていない患者の医療ニーズ「アンメット・メディカル・ニーズ」市場の新開拓に挑んでまいりました。
山口地域はこれまで、がん免疫療法となる難治性固形がんに奏効を示す次世代CAR-T細胞療法や、骨髄由来の間葉系幹細胞を用いた肝硬変再生療法といった細胞療法の研究開発を進めてまいりました。
現在はすでに複数のパイプラインにおいて臨床試験が開始しており、今後一層山口地域が革新的なライフサイエンス分野の研究開発を世界に先駆けてリードしていくことが期待されます。
本シンポジウムでは、これらの山口大学のプロジェクトを紹介するとともに、山口地域におけるライフサイエンス研究開発の将来的な発展と波及効果について、国内の課題と対応策や産官学連携、イノベーション創出の仕組などの観点から議論いたします。奮ってご参加くださいますようご案内申し上げます。
『革新的コア医療技術に基づく潜在的アンメット・メディカル・ニーズ市場の開拓および創造』
シンポジウム2021 -維新の地から挑む革新的医療技術の創出-
プログラム
14:00~14:15 開会挨拶 岡 正朗 山口大学 学長
来賓挨拶 斉藤 卓也 文部科学省科学技術・学術政策局 産業連携・地域支援課 課長
14:15~14:25 概要説明 片岡 良友 地域イノベーション・エコシステム形成プログラム 事業プロデューサー
14:25~15:20 第1部 講演
座長:玉田 耕治 山口大学大学院医学系研究科免疫学講座 教授
◇真下 知士 東京大学医科学研究所附属実験動物研究施設、先進動物ゲノム研究分野 教授
『新規ゲノム編集技術CRISPR-Cas3の開発と応用』
◇石川 文彦 理化学研究所生命医科学研究センター、ヒト疾患モデル研究チーム チームリーダー
『白血病の多様性の理解と克服に向けて』
15:20~15:30 休憩
15:30~16:25 第2部 講演
座長 高見 太郎 山口大学大学院医学系研究科消化器内科学講座 准教授
◇弓削 類 広島大学大学院医系科学研究科 教授、宇宙再生医療センター センター長
『神経再生医療とロボットリハビリテーションの融合』
◇押村 光雄 鳥取大学 名誉教授、株式会社 Trans Chromosomics 代表取締役
『とっとりバイオフロンティアの取り組みーヒト人工染色体と遺伝子/再生医療の融合』
16:25~16:35 休憩
16:35~17:45 第3部 パネルディスカッション『維新の地から再生・細胞療法の研究開発を加速させる方策について』
モデレーター:花村 遼 アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社 パートナー
パネリスト:座長、講演者、山口県商工労働部長、宇部市長
17:45~17:55 総 評 那須 保友 岡山大学 理事・副学長
17:55~18:00 閉会挨拶 上西 研 山口大学 理事・副学長
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