ページの本文へ
交通アクセス  サイトマップ

山口大学が県内他高専機関と連携して、首都圏で実用化に向けた新技術の説明会を開催! 最新技術を企業に積極アピール

(2009年9月3日掲載)

2009090372
山口大学は、新技術を企業に積極的に紹介することを目的に、科学技術振興機構(JST)と共催、山口県の後援を得て、8月7日(金)に、東京・市ヶ谷のJSTホールで新技術説明会を開催しました。
 新技術説明会は、研究者御自身がその研究成果について実用化を展望した技術説明を企業関係者の方々を対象に行い、広く研究パートナー等を募るイベントです。山口大学では、昨年、一昨年に引き続き、3回目の開催となりますが、特に今回は、山口大学のみならず、宇部工業高等専門学校・徳山工業高等専門学校・大島商船高等専門学校の県内高専機関の教員の方々にも参加して頂き、「山口県発新技術説明会」と題して開催致しました。
 開催準備にあたっては、機構、山口TLOのコーディネーターのみならず、高専機関のコーディネーターも参加して頂き案件の選定を行い、さらに企業側の視点に立った判り易い発表資料へのブラッシュアップ作業にも参画して頂きました。
 当日は、最高気温33℃の炎暑の中にもかかわらず、約110名(述べ430名)もの熱心な聴講者を集めました。また、発表後に行われる個別相談会では、共同研究や情報交換を視野に約30件の技術相談があり、これについては「企業サイドの生の声が聴ける場」ということで発表者からも好評でした。また、マスコミ取材もあり、発表テーマのいくつかは専門誌に掲載されました。今後は、相談のあった企業を中心にマッチング活動を推進して共同研究や技術移転に繫げていきたいと考えています。
 また、隣接の展示会場では、山口大学はじめ各高専機関のパネル展示や、宇部市の企業誘致についても紹介を行ったので、来場者に山口県や宇部市を身近に感じてもらえる機会にもなりました。
 最後になりましたが、発表者の教員の方々はじめ関係機関の方々にお礼申し上げます。

<今回発表した新技術一覧>
・「耐熱性酵母の高効率遺伝子導入技術と凝集性株の育種」
               山口大学 産学公連携・イノベーション推進機構 星田准教授
・「耐熱性酢酸菌を用いた温度管理が低減化される高温発酵系の開発」
               山口大学 農学部 松下教授
・「ネギ属植物由来の抗菌物質とその利用」
               山口大学 農学部 伊藤教授
・「鍔付き鉄筋によるコンクリート構造物のひび割れ制御」
               徳山工業高等専門学校 田村教授
・「生物ゲノム情報解析手法を利用した迷惑メールフィルターの開発」
               山口大学 メディア基盤センター  杉井准教授
・「デジタルカメラのための被写界深度制御ソフトウェア」
               大島商船高等専門学校  岡崎 秀俊准教授
・「傾斜スイッチを用いた安否確認システム」
               宇部工業高等専門学校 内堀准教授
・「膝関節疾患を診断するための骨の3次元運動解析技術の開発」
               山口大学 大学院医学系研究科 森准教授
・「新規速効性表面麻酔剤の開発」
               山口大学 大学院医学系研究科 原田助教