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平成24年度山口大学大学研究推進機構セミナー(第2回)「10月1日から違法DLに刑事罰!~大学関係者が知っておくべき著作権法改正~」を開催

(2012年10月10日掲載)

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  2012年10月1日(月)、H24年度の著作権改正法の施行日であるこの日に、第2回山口大学大学研究推進機構セミナー「10月1日から違法DLに刑事罰!~大学関係者が知っておくべき著作権法改正~」が開催されました。山口大学の本部がある吉田キャンパス(山口市)をメイン会場として、工学部がある常盤キャンパス(宇部市)と医学部がある小串キャンパス(宇部市)をテレビ会議システムでつなぎ、同時配信・中継しながらの開催となりました。学内外から総勢100名を越える多数の方々にご参加頂けました。
 はじめに、大学研究推進機構の三池秀敏機構長から、“著作権は大学の教育・研究活動とも密接に関連しており、このような機会を通じてより理解を深めてほしい”、との開催挨拶がありました。続いて、大学研究推進機構 知的財産センターの木村友久副センター長から、「大学の教育・研究活動と著作権法」と題して、学校その他の教育機関における複製等(著作権法第35条)の大学の教育・研究活動と関連性の高い著作権法について、紹介・問題提起(イントロダクション)がなされました。

 そして、文化庁長官官房著作権課著作権登録・普及係の檀上容子係長から、「10月1日から違法DLに刑事罰!~大学関係者が知っておくべき著作権法改正~」と題して、(1) 著作権制度の概要、(2) 違法DL刑罰化(平成24年度著作権法改正)、について講演が行われました。違法サイトと正規サイトの見分け方や違法サイトからDLしているのは16~19歳の若年層が大半、法改正(刑事罰化)の主目的は抑止力の強化である、など今回の法改正に至った背景・経緯、さらに“You Tubeの視聴も違法になるのか?”など私達の身の回りで起こりうる事例を想定したQ&Aなど、文化庁での日々の業務・経験を基に大変分かりやすく丁寧にご説明頂きました。参加者も熱心に耳を傾け、講演後にはたくさんの質問を頂き、大変活発な質疑応答・意見交換がなされました。

 最後に、大学研究推進機構 知的財産センターの佐田洋一郎センター長から、“著作権はどこでも(だれもが)権利者になり侵害者になり得るもので、大学としても今後どのようにマネジメントしていくかが重要”との閉会の挨拶がありました。
関連ページ:【学内限定】講演資料「違法?合法?ダウンロードにご注意!~著作権法改正~」(檀上 容子 氏(文化庁長官官房著作権課著作権登録・普及係係長))