寺尾先生は、時間学研究所にテニュアトラック助教として着任されました。研究室は、総合研究棟2階にあります。
先生の専門分野は実験心理学・視覚科学です。
私たちが普段体験している主観的に見えている世界を作り出す「こころの情報処理」について、主に時間的な側面から日々研究に取り組まれています。
より具体的には、ものが動いて見える仕組み、不安定な脳内情報を脳内で効率的に符号化する仕組み、こころの処理遅延などのテーマを心理物理学的手法、眼球運動測定、fMRIなどマルチディシプリナリな手法を用いて、計算論的な理解を目指して研究を進めておられます。
山口大学では、テニュアトラック教員が研究に集中できるよう、研究室を整備し、独立した研究室運営ができるよう支援しています。
【研究室整備に係る支援の例】 簡易光学暗室 ×2 視覚刺激提示ディスプレイ×2 CRTディスプレイ 比色計 実験刺激生成装置 データ解析装置 他多数 |
※時間学研究所は、2000年4月に設立されました。設立の意図は、時間という観点から研究者間の交流を図り、新たな学際領域を創造するとともに、その成果の社会的な還元を行なうことにあります。特に本研究所の場合、文理融合による研究成果を目指している点に特色があります。