元木先生は、大学院創成科学研究科(理学系学域)にテニュアトラック助教として
着任されました。研究室は、理学部本館2階にあります。
先生の専門分野は電波天文学です。
電波望遠鏡を用いて星間空間における恒星の形成過程を研究されています。
特に宇宙における物質進化の要である 8太陽質量以上の大質量星の形成メカニズムを専門として研究されており、山口32m望遠鏡を初めとした国内の観測装置に加え、チリアタカマ砂漠に設置された ALMA望遠鏡など国際的観測装置も利用し、原始星表面へのガス降着過程の詳細な観測を進めておられます。
今後は山口 2素子干渉計の高い感度と時間的な自由度を最大限に生かし、生まれた直後の原始星探査や、原始星から吹き出すガス流(ジェット )の時間変動に関する研究を集中的に進めていきたいとのことでした。
山口大学では、テニュアトラック教員が研究に集中できるよう、研究室を整備し、独立した研究室運営ができるよう支援しています。
パラボラアンテナを34m電波望遠鏡として利用し、その用途を拡充
するための設備の一部として、次の整備を行いました。
・ 34m望遠鏡用RFアンプ
・ 34m望遠鏡用デスクトップPC