小山先生は、時間学研究所にテニュアトラック講師として着任されました。研究室は、総合研究棟2階にあります。
先生の専門分野は哲学で、「時間を、日常的時間、物理的時間、心理的時間、哲学的時間の四つに区別し、これらすべてのバランスをとった学際的な時間理論を構築すること(ための道筋をつける)」、「二十世紀の哲学の歴史を見直し、特に人工知能や認知科学などの二十世紀に新しく生まれた科学との歴史的関係を明らかにすること」、「人とまともな会話ができるロボットの研究開発を通じて、人間の重要な側面(言語、認知、行為など)を分析し、ロボット・ AIの倫理について検討すること」を研究テーマに日々取組まれています。
山口大学では、テニュアトラック教員が研究に集中できるよう、研究室を整備し、独立した研究室運営ができるよう支援していきます。
※時間学研究所は、2000年4月に設立されました。設立の意図は、時間という観点から研究者間の交流を図り、新たな学際領域を創造するとともに、その成果の社会的な還元を行なうことにあります。特に本研究所の場合、文理融合による研究成果を目指している点に特色があります。