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 樋山准教授がマサチューセッツ工科大学との共同研究により地域毎の自然換気効率の評価手法を開発し、Energy 誌(IF=5.153)に掲載 2015.10.19

 大学院理工学研究科情報・デザイン工学系学域建築デザイン工学分野准教授(テニュアトラック)樋山恭助先生が、マサチューセッツ工科大学のLeon Glicksman 教授との共同研究に従事し、アメリカ合衆国における建物の自然換気効率の評価手法を開発しました。)
            
 環境に配慮した建物を設計する場合、機械に頼らない自然換気が重要となります。特に建物の形は自然換気の効率に影響を与えるため、設計の初期段階から自然換気の量的な評価が求められています。今回の論文では、24 時間365 日に渡る気温等のデータに基づいて、アメリカ合衆国の地域毎に自然換気のポテンシャルを示しました。この成果は、建築家が自然換気設計の方向性を決めることに貢献します。例えば、温かく乾いた地域では自然換気の効率が良いため、自然換気を取り入れた設計を行うことにより省エネルギーで快適な空間を実現できます。

 この論文は、エネルギー工学分野における国際誌では最高峰のものの一つである、Energy 誌(5-YearIF=5.153)に掲載されます。今後は、アメリカ合衆国だけではなく他の地域で評価を行うことにより、地域毎に最適な自然換気を取り入れた建物の設計に繋がることが期待されます。

           
              研究室での樋山先生




 



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