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「エネマネハウス2015」に理工学研究科の内田文雄教授、樋山恭助准教授らの
グループが採択  2015.08.27

「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)の標準化に係る調査・実証事業~エネマネハウス2015~」に理工学研究科の内田文雄教授をプロジェクトリーダーとするプロジェクトが採択されました。ZEHとは、住宅の省エネルギー化と自然エネルギーを利用したエネルギーの生産により、年間の1次エネルギー消費量の収支がゼロ(消費エネルギー≦創エネルギー)となる住宅を指します。本事業は、経済産業省資源エネルギー庁事業の一環であり、“学生が考える、将来の家”をテーマとして、大学と民間事業者等が一体となってZEHの実証・展示を行うものです。コンペティション形式での審査の結果、5つの大学が採択されました。
            
これまでの建築は、かたち(意匠)を決めてから住環境(性能)を設計する方法が主流です。しかし、本学が提案したモデルハウスでは、コンセプトの段階で建物に求められる性能を設定し、その性能を達成するためのかたちを決める方法を採りました。理工学研究科の樋山准教授(テニュアトラック)はサブリーダーとして、コンセプトの立案からご自身の研究成果を生かした室内の温度や風環境の解析まで、多岐に渡って取り組んでおられます。

 今後は、横浜市のみなとみらいにモデルハウスが建築され、一般向けの展示とエネルギー・快適性・健康性などのデータ収集が行われます。今回採択された住宅は、産学官連携体制による山口県産木材の使用や地元企業の機器を導入することが特徴の一つとなっています。本学は国立大学としても地方大学としても今回は唯一の採択校であり、地方創生のモデル事業として期待されています。

山口大学ホームページのトピックスにも掲載されています。 http://www.yamaguchi-u.ac.jp/topics/2015/_4392.html


       


       提案したモデルハウスの要点    提案したモデルハウスの外観イメージ


 

         省エネ設計(自然採光)       省エネ設計(自然換気)      




 



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