山口大学 理工学研究科 テニュアトラック准教授 福士 将先生が、 5月9日に
「国際会議 International MultiConference of Engineers and Computer Scientists
2012 (IMECS2012) 】」で
発表された優秀な論文に対して受賞されました。
○受賞名 : Certificate of Merit for The 2012 IAENG International Conference on
Scientific Computing
○受賞論文: Modeling and Performance Evaluation of Colluding Attack in Volunteer
Computing Systems, K. Watanabe, N. Funabiki, T. Nakanishi,
and M. Fukushi, Proc. of IMECS,
pp. 1658-1663, 2012
本論文は、インターネットに接続されるパソコンなどを集めて大規模な並列・分散計算システムを構築するボランティアコンピューティングにおいて、結託攻撃の影響を評価したものです。結託攻撃とは、複数のパソコンから同じ誤りの計算結果が返却される攻撃を意味しますが、悪意のある計算の妨害やコンピュータウィルスへの感染など、年々その脅威が増加してきております。本論文では、この結託攻撃をモデル化し、それが計算結果の信頼性に与える影響をコンピュータシミュレーションで評価しました。その結果、現在よく利用さている高信頼化手法では信頼性が完全には保証できないこと、そして、我々の研究グループが提案した手法ではそれができることを明らかにしました。
参考国際会議HP等URL: http://www.iaeng.org/IMECS2012/index.html
賞状はこちらから:Certificate of Merit for The 2012 IAENG International Conference on Scientific Computing