学長・理事とテニュアトラック教員の懇談会を開催しました

令和元年12月6日(金曜日)、吉田キャンパスにて学長・理事とテニュアトラック教員との懇談会が開催され、岡正朗学長をはじめ学長・理事5名とテニュアトラック教員4名が参加しました。懇談会は、学長・理事においてはテニュアトラック教員の研究活動を確認することで研究環境の充実やテニュアトラック制度の推進など管理運営に繋げる場とし、テニュアトラック教員においては、大学の機能強化を図るための若手の意見を執行部に伝え、研究活動へのモチベーションを高めることを目的としており、今回で7回目の開催となります。

初めに、今年2月に着任された創成科学研究科(工)の石井治之准教授から、自己紹介とともに研究テーマである微粒子(ナノ粒子)に関する研究が紹介されました。微粒子は化粧品・医薬品・分析材料・触媒などに応用されています。その微粒子の中には微細構造をもつもの、大きさの均一性が非常に高いもの、自分で規則正しく集積するもの、蛍光を発するもの、表面に反応・吸着・分離などの機能をもつもの、など興味深いものが数多くあります。これらを自由自在に製造し、今までに無い機能を持つ微粒子を開発するのが石井先生の研究の目標です。懇談会では、実験装置や学生の配属状況、海外との連携なども含め、研究の様子が詳しく紹介されました。これに対して学長・理事から、遺伝子導入など医学への応用可能性や医学部との連携に関する質問、研究のゴールとして企業から話を聞くことの提案がありました。

自由懇談では、文理融合・水素の製造・ブラックホールなど学術的な話題から、研究室にこもらず外に出ることの重要性の指摘、大学院生を研究のために出張させる方法など研究室の運営や授業のやり方に関する話題、山口県内の高等教育機関の間での連携など、広い範囲にわたり議論が交わされ、予定された時間を大幅に超過する中、散会しました。

参加者の集合写真

前列向かって左から、元木業人助教(創成(理))、小山虎講師(時間学研究所)、岡正朗学長、石井治之准教授(創成(工))、吉田真明准教授(創成(工))
後列向かって左から、堀憲次理事・副学長、田中和広理事・副学長、小坂慎治理事・副学長、福田隆眞理事・副学長