知的財産授業では、課題解決型授業を取り入れて学習者を深い思考に誘導しながら知財戦略のスキル形成を図ることが多い。

高度な課題であるほど検討時間確保の必要性が多くなることが想定されるため、

本セミナーは、昨年話題となったマリカー事件(注)（H30年9月27日東京地判 H29年(ワ)第6293号）を用いて、

事業戦略のスキル形成に役立つ、実践的知財授業デザインを検討するワークショップです。

　著作権や不正競争防止法の解釈に止まらず、この事件を素材に学生にキャラクタービジネス構築までを

考えさせるための授業デザインを参加者の皆様と検討します。

学生たちの興味を引くテーマを素材に、面白くて役に立つ授業を設計しましょう。

　　(注)マリカー事件：任天堂の人気ゲーム「マリオカート」（首相がブラジルでコスプレ）のキャラクターと

　　そっくりさんの衣装とカートをレンタルして、公道を走らせるビジネス業者に、差止めと一千万円の賠償金を命じた。

【プログラム】

■13：30-13：35　開会挨拶

　　山口大学 知的財産センター センター長・教授　　　佐田　洋一郎

■13：35-15：55　ワークショップ　『事例をベースにした知財授業デザイン~マリオカート事件を題材として~』

　　山口大学 国際総合科学部 教授・知的財産センター 副センター長　　木村　友久

　(1)13：35-13：45　概要説明

　(2)13：45-15：15　ワーク

　(3)15：25-15：55　成果発表

■15：55-16：00　閉会挨拶

　　山口大学 知的財産センター センター長・教授　　　佐田　洋一郎　

※前日の3/13(水)に東京工業大学キャンパス・イノベーションセンターにて『知財教育シンポジウムin田町2019』を

開催いたします。併せてご参加いただきますようお願いいたします。