6月5日(土)に国立京都国際会館(京都市)を会場として「科学・技術フェスタin京都(平成22年度産学官連携推進会議)」(主催:内閣府、総務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省ほか)が、全国から総勢5,121人の参加のもとに開催されました。
今年は内容を大幅に変えて実施され、科学・技術の重要性や成果を広く国民にPRするため、産学官に関する取り組みを紹介するだけでなく、高校生から一般の人まで広く対象を広げたシンポジウムや科学実験教室など各種企画が行われました。
本学からは三池機構長(副学長)をはじめ、産学公連携・イノベーション推進機構のスタッフ、産学連携課職員が講演会への参加や展示コーナーを回り、産学官連携について全国の動きや今後の方向性などについて情報収集いたしました。
また、各大学、研究機関が研究成果、活動内容を紹介する展示コーナーでは、山口大学で取り組む文部科学省「大学等産学官連携自立化促進プログラム」の中から、山口地域の産業支援機関や大学等のコーディネータが連携して実施する「やまぐち事業化支援・連携コーディネート会議」の活動を報告。また、山口大学大学院理工学研究科の研究チームの成果をもとに平成21年6月に設立した大学発ベンチャー「株式会社TSテクノロジー」の事業活動の紹介。有限会社山口TLOの7地区の連携協力協定の中から生まれた技術移転の成果の紹介。そして、知財部門から山口大学で独自に構築した特許庁と同じ規模の特許検索システム(YUPASS)の紹介と、山口大学とコクヨが共同開発した「リサーチ・ラボ・ノート」の無料配布を行い好評を得ました。また、山口県出身で現在地元を離れている方も多く来場されて山口大学への期待を熱く語られるなど意義ある展示会でした。