特許庁の鈴木隆史長官が,去る6月2日に山口大学を訪問され,同大学における知的財産活動の取り組み状況を視察しました。鈴木長官の視察には,特許庁総務部の瀧内調整官,北岡調整官,佐藤班長,中国経済産業局からは長尾局長と同地域経済部播磨特許室長が同行しました。
鈴木長官らは,同大学産学公連携・イノベーション推進機構知的財産部門の佐田部門長等から,知的財産活動の取り組みとして「大学のインストラクター制度等による知財関連の研究者支援策」,「TLOの広域連携活動」などについて説明を受けました。
また,同大学で独自開発した特許検索システム(YUPASS ユーパス)の活用方法及び検索方法の説明に大いに関心を示されていました。
さらに,村田副学長,西田副学長ら大学関係者を交えて,大学での特許情報の利用,イノベーション推進に機能した特許制度のあり方などについて活発に意見交換を交わしました。
鈴木長官からは,「全国の大学のモデルとなって,これからも様々な先駆的な取り組みを行ってほしい」と激励の言葉が寄せられました。