12月19日(木)に山口大学特許情報検索インストラクターの認定授与式を学長室にて開催しました。
認定証は一人一人に谷澤学長から直接、授与されました。
令和6年度インストラクター講習会は、学内の教職員、学生・院生向けに計2回実施し、
全体で11名が受講し11名が認定されました。
授与式後は学長を囲んでの座談会も行われました。
認定者からは、
「知財教育に取り組んでいるから山口大学を志望した。入学前から特許検索スキルを身に付けたいと思っていた。」(工学部1年)、
「大学院への進学を決めているが、そこでの研究やその後の進路に活かしていきたい」(農学部4年)、
「本講習会で身に付けた検索やパテントマップ化のスキルが特定課題(修論)に役立っている」(技術経営研究科2年)等との声がありました。
この特許インストラクター制度は、平成16年度から毎年実施しており、文科省や他大学等からも高い評価を受けています。
学生インストラクターが実践的な知的財産活動に参画することにより、知財人材の育成が図られ、知財を重視する企業等への就職活動に
効果が発揮されています。
なお、認定に係る実技試験の一部について、
一般財団法人工業所有権協力センター(IPCC)の協力を得て、「特許検索競技大会スチューデントコース」を利用させていただきました。
※IPCC特許検索競技大会ファーストステップコース(旧称スチューデントコース)についてはこちらを参照ください。
→ファーストステップコース サテライト開催 | 特許検索競技大会 (ipcc.or.jp)
一方、大学では
(1)学生インストラクターが、教員の研究テーマに関連する特許情報の提供、特許出願関連資料・データの整理等を支援することで
教員が研究に専念できる研究活動の支援、
(2)学内自前検索による出願時の費用節減等で管理運営面における貢献にもつながっており、同制度の活用が期待されます。
令和6年度の講習会は、集中講義/知財展開科目「知財情報の分析と活用」のなかに組み込んで実施しました。
(9月19~22日(吉田キャンパス)、9月26~29日(常盤キャンパス))。
来年度も同様の日程での開催を予定しています。
(注)本事業は、文部科学省が中心となって取りまとめた「研究開発システムの改革の推進等による研究開発能力の強化、
及び研究開発等の効率的な推進等に関する法律」の第40条第3項の「大学における研究開発の効率的推進を図るために、特許情報の活用に努める」ことを
推進するために、本学において独自に企画されたものです。