令和5年(2023)年4月1日,大学院創成科学研究科(工学 電気電子情報系専攻)知能情報分野に講師(テニュアトラック)として着任された楊鯤昊(ヨウ コンコウ)先生が,6月17日第4期HIRAKU-Globalプログラム育成対象者として選抜されました。
研究室は常盤キャンパス知能情報研究棟の5階です。
楊先生はこれまで,機械学習の手法を用いて、集団行動のメカニズムに関する研究を進められてきました。現代社会はますます複雑化し,個人の努力以上に,集団における協力活動が社会発展の鍵となっています。楊先生の研究では,効率的な協力活動やチームワークを実現する要因を明らかにすることを目的としています。具体的には,1)集団における協力活動の効率に影響を与える要因の解明;2)集団内で衝突が生じる要因の特定との二つの研究設問を注目しています。
上記の研究設問を分析するために、現在,東京大学,早稲田大学,Strathclyde大学(University of Strathclyde)の研究チームと緊密な共同研究を展開し,大規模の集団行動データ(例:Wikipedia,GitHub等)を利用して,チームメンバーの個人的な特徴(例:年齢,性別,政治的所属等)とチームメンバー間のソーシャルネットワークを定量的に分析しています。