博士後期課程で学んでいる大学院生が自らの研究を3分間で紹介する「未来博士3分間コンペティション2021」(未来を拓く地方協奏プラットフォーム主催)が、令和3年11月3日(水、祝)にオンラインで開催され、本学から英語部門に出場した共同獣医学研究科博士課程2年のLita
Rakhma YustinasariさんがSpringer Nature AwardとPeople’s Choice Awardを、日本語部門に出場した創成科学研究科(工)博士後期課程1年の伊藤
賢治さんがコニカミノルタ動画賞を、それぞれ受賞しました。(詳細は、広島大学ホームページ内の開催報告サイト をご覧ください。実際の発表の様子も、このサイトからリンクのあるユーチューブにより見ることができます。)
「未来博士3分間コンペティション」は、コロナ禍を受けて昨年度からオンラインで開催され、対象の博士後期課程学生も日本の全大学に拡大されています。応募者は指定の日までに自分で録画した発表の動画を提出しなければなりません。本年度は、英語部門で70件、日本語部門で60件の動画が提出され、この日は動画の審査を通過した英語部門11名と日本語部門11名のファイナリストがリモートで発表を行いました。
Litaさんは、”A Mysterious Messenger in Placenta Break Down the Problems in
Preeclampsia: Possible?“ のタイトルで、流産の要因となる妊娠高血圧症について、胎盤由来のエクソソームを解析することで病態診断を行う研究を紹介し、前述の賞を獲得しました。
Springer Nature Award(写真1)は、Natureはじめ著名な学術誌を発行しているSpringer Nature社の賞で、People’s
Choice Award(写真2) はこの日の視聴者の投票によって選ばれる賞です。
写真1 Springer Nature Award 受賞画面
写真2 People’s Choice 受賞画面
伊藤 賢治さんは、「クラウド型 再生医療細胞品質管理システム」というタイトルで、再生医療用に培養された細胞の品質をクラウド処理により判定するシステムの発表により、コニカミノルタ動画賞(写真3)を獲得しました。
写真3 コニカミノルタ動画賞 受賞画面
本学はこのコンペティションに毎年参加しており毎回受賞者を出しておりますが、年々応募者が増加する中で、優れた発表により2名3件の受賞となりました。