博士課程後期で学んでいる大学院生が自らの研究を3分間で紹介する「未来博士3分間コンペティション2018」(未来を拓く地方協奏プラットフォーム主催)が、令和元年9月14日(土)に東広島市内で開催され、本学からの4名を含め、6大学25名(英語部門13名、日本語部門12名)の博士課程学生が、約270人の聴衆の前でスピーチを行いました。
出場者は、@研究のビジョンと重要性は伝わったか、共感できたか、A研究の内容に魅力を感じたか、ワクワク感じられたか、B研究の成果は斬新であったか、驚きがあったか、Cプレゼンテーションは一般の人にも分かりやすかったか、の審査基準により、プレゼンテーション力を競い合いました。
審査の結果、本学からは創成科学研究科(工学)ライフサイエンス系専攻の崔亮秀さんが戸田工業賞を受賞しました。崔さんは現在、バッテリーの中で電気を運ぶ役割をする有機液体をプラスチックに置き換える研究をしています。プレゼンテーションでは「バッテリーの高性能化〜イオンを運ぶプラスチックデザイン〜」と題して、プラスチックに置き換えることによる性能や安全性の向上が図られることを分かり易く説明しました。その結果、戸田工業賞受賞に至ったものです。戸田工業殿からは、「素材の力で未来を切り開く」という会社の理念にこの発表が通じるものがあるという授賞理由が表明されました。
本学はこのコンペティションに毎年参加しており、毎年受賞者を出しております。
戸田工業賞の授与式
※広島大学ホームページ中の開催報告
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