ページの本文へ
交通アクセス  サイトマップ

「理論計算による化学合成支援(CAS)技術」を用いた大学発ベンチャー企業を設立

(2009年7月16日掲載)

2009071651
 山口大学では産学連携支援事業の一環として、研究成果をもとにした大学発ベンチャーの創出を推進しています。

 この度、大学院理工学研究科 堀憲次教授を中心とした研究チームの成果をもとに、山口大学発ベンチャー(株)Transition State Technology(TSテクノロジー)が設立されました(平成21年6月23日)。TSテクノロジーの社長には堀研究室で学位を取得し、その後も関連技術の研究開発を進めてきた山口徹氏(工学博士)が就任しています。

 TSテクノロジーでは独自技術である「理論計算による合成支援技術」と「遷移状態データベース(TSDB)」をコアとして、新薬や化学品等の新規合成法の開発を受託し、in silico技術の特徴を生かして研究開発時間の削減を実現させるとともに、低コストあるいは環境負荷の少ない製造法の提案を通じて、企業だけでなく社会にも貢献することを目指しています。