この度、産学公連携・イノベーション推進機構では、平成21年12月18日に、文部科学省産学官連携戦略展開事業(平成20年度採択)の一環として、産学連携型研究開発に関する情報セキュリティ・セミナー(大学や研究者に求められている秘匿すべき情報セキュリティのあり方)を開催しました。
(1)講 演 者:渡邊 健 氏
(株式会社データ・キーピング・サービス 執行役員 社長室長)
講演題目:産学連携現場における記録情報管理の実態
(2)講 演 者:野見山 雅史 氏
(デロイトトーマツリスクサービス株式会社 シニアマネジャー)
講演題目:大学に求められる情報セキュリティマネジメント
(3)講 演 者:新留 二郎 氏
(株式会社東芝 輸出管理部 企画・教育・監査担当 参事)
講演題目:企業における輸出管理と大学における輸出管理
産官学連携活動の深化に伴って、組織内や組織間で自由な情報流通が重要になってくる反面、産学連携や研究成果の知的財産権化においては秘密情報の秘匿が重要となってきます。この時期を捕らえ、社会における最近の大学等の公的な研究機関の研究者を対象とした意図しない情報流出の観点から、記録情報管理の実態と課題について㈱データキーピングの渡邊健氏、デロイトトーマツ㈱の野見山雅史氏、㈱東芝の新留二郎氏から講演をしていただきました。このセミナーには、山口大学の教職員やコーディネータ、64名(ライブ中継視聴者を含む)が参加し、大学や民間企業の情報セキュリティの現状やあり方について活発な意見交換がなされました。