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平成23年度特許情報検索講習会(宇部地区第2回)を開催

(2011年11月9日掲載)

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 産学公連携・イノベーション推進機構 知的財産部門の主催で、医学部の教職員・学生を主対象に、「平成23年度特許情報検索講習会(宇部地区第2回)」が、9月1日、2日の2日間にわたり常盤キャンパスで開催されました。
 岡野特許商標事務所の岡野卓也弁理士を講師に迎え、特許基礎知識,特許情報検索についての講義と、山口大学特許検索システム(YUPASS)、特許電子図書館(IPDL)の検索ツールを使っての特許情報検索実務講習が行われ、医学部を始めとする大学教職員、学生や学内外のコーディネータ等25名が参加し、熱心に受講しました。アンケート結果によれば、本講習会は、初心者にとってわかりやすい内容で非常に有意義な講習会であったと好評でありました。
 また、本講習会は、「特許情報検索インストラクター養成」のための講座も兼ねたものであり、実技試験の結果、12名が特許情報検索インストラクターに認定されました。
 この特許インストラクター制度は、平成16年度から実施しており、文部科学省や他大学等からも高い評価を受けているところですが、特許インストラクター制度の効果は、学生インストラクターの実践的な知的財産活動の参画により知財人材の育成が図れ、知財教育を重視する企業等への就職活動に効果が発揮されています。また、大学においては、①学生インストラクターが、教員の研究テーマに関連する特許情報の提供、特許出願関連資料・データの整理等業務の支援をすることで、教員の業務負担の軽減を通じての研究者支援活動の推進、②出願時の弁理士費用低廉化による法人運営費の大幅な節減にもつながっています。
 今後、知財教育や就職活動、大学運営のためにも本制度を大いに活用いただきたいと思います。
 (注)上記事業は、文部科学省が中心となって取りまとめた「研究開発システムの改革の推進等による研究開発能力の強化及び研究開発等の効率的な推進等に関する法律」の第40条第3項の「大学における研究開発の効率的推進を図るために、特許情報の活用に努める」ことを推進するために企画されたものです。