□━━━━━━━━>> YUICメールマガジン <<━━━━━━━━■ ┃山口大学 大学研究推進機構 産学公連携センター/知的財産センター ┃ (旧)産学公連携・イノベーション推進機構(YUIC) ┃  http://kenkyu.yamaguchi-u.ac.jp/  ┃イベント情報や助成金情報、産学連携に関わるビジネス情報 ┃など様々な情報をお届けします。 ■━━━━━━━━━━━━━ < 第385号(2018年12月7日発行)> ━□ ┗┏━━━━━━━━━【本号のコンテンツ】━━━━━━━━━━━┓ 【1】イベント・講演会(当機構主催・共催・その他)等のお知らせ NEW! >>起業家支援セミナーのご案内 〜ベンチャー企業創業の「志」をもつ者,大集合!〜 NEW! >>UBE START UP ビジネスプランコンテスト「市内企業からのチャレンジテーマ」募集 >>「標準化と知的財産教育FDセミナー」のご案内 >>「知的財産セミナー」(山口大学知財センター・早稲田大学知的財産法制研究所共催)のご案内 >>平成30年度知的財産権制度説明会(実務者向け等)・特許法等改正説明会2018 NEW!【2】知財豆知識 Vol. 30 【3】中国経済産業局からのお知らせ >>イベント【01】戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン)・研究開発等支援制度の説明会及び相談会 >>イベント【02】「ビジログ〜学びを可視化する。だからのびる」ワークショップ 【4】研究開発助成金等の公募情報 >>NEDO、JST(11件) 【5】『ナノテクノロジープラットフォーム』微細加工支援室 【6】『やまぐちイノベーション創出推進拠点』 〜地域の企業の皆様にご利用いただける設備・機器を開放しています〜 【7】山口大学の研究成果情報 【8】お知らせ >>平成29年度山口大学研究推進機構年報を発行しました。 >>「志」イノベーション道場 Webサイト リニューアルのお知らせ >>先端研究基盤共用促進事業(新たな共用システム導入支援プログラム)採択について >>やまぐちIoT・ロボット技術研究会会員募集中 >>知財教育・特許等の無料相談の山大ホットラインを開設しました >>「これからの知財入門」発行のお知らせ >>山口大学無料開放特許情報 >>企業のみなさまへ〜技術・事業化相談を随時受付中〜 >>山口TLO(山口大学の技術移転機関)の会員企業募集中  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿  【1】イベント・講演会(当機構主催・共催・その他)等のお知らせ ┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿ +-----+-----+ NEW! ■起業家支援セミナー 〜ベンチャー企業創業の「志」をもつ者,大集合!〜 山口大学工学部卒業生の起業家、 創業35年のベテラン女性経営者、という講師2名をお招きし、セミナーを開催いたします。 多くの皆さまのご参加をお待ちしております。 【日時】平成30年12月10日(月曜日)14:30〜17:40 【場所】山口大学常盤キャンパス 「志」イノベーション道場      ※吉田キャンパス遠隔配信 共通教育棟3階307号室 【講演】  第1部(14:30〜16:00)   ◇音楽を生み出す人をハッピーにする 〜大学発ベンチャー 株式会社クレオフーガの挑戦〜    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  <講師>株式会社クレオフーガ 取締役COO  山口 真央 氏  <講師略歴>   1983年生まれ、岡山県出身。山口大学工学部知能情報システム学科卒業。   岡山県のシステム会社に入社後、業務システムや基幹システムのSE、PMを経験。   クレオフーガ入社後はエンジニアとして音楽サービス群の設計開発を担当し、   2012年より取締役CTOに就任、2018年4月より取締役COOとして事業の統括を務める。   株式会社クレオフーガは、岡山県岡山市を本社とするIT企業。音楽コンテストサービスの   「CREOFUGA」や、ストックミュージックサービスの「Audiostock」を運営する。   代表サービスの「Audiostock」は音楽の使用ライセンスを売買できるサービス。   クリエイターは自身で制作した音楽を登録して使用権を販売することができ、売上に応じた印税   を受け取ることができる。顧客は購入手続きを行うだけで音楽の利用許諾を得ることができ、   映像・ゲーム・アプリ等の商用コンテンツに音楽を組み込むことができる。   2018年3月、スペースシャワーネットワーク、日本ベンチャーキャピタル、広島ベンチャーキャピタル、   FFGベンチャービジネスパートナーズ、トマト銀行、港京共創科技投資を引受先とする   第三者割当増資により総額2.6億円の資金調達を実施。  第2部(16:10〜17:40)   ◇働き方改革と起業のススメ 〜女性経営者の強みを活かす〜    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  <講師>株式会社コスモピア 代表取締役      女性創業応援やまぐち株式会社 取締役  田子 みどり 氏  <講師略歴>   1960 年山口県萩市生まれ。   早稲田大学在学中に、女子学生による科学タレントチーム「ザ・コスモス」を結成し、   経団連軽井沢フォーラムでサイエンスショーをプロデュースし好評を得る。   同時に、企業社会における戦力としての女子学生への期待値の低さを実感し、   自分たちの仕事作りのために、1983 年大学卒業時に株式会社コスモピアを設立、代表取締役に就任する。   公職では、一般社団法人東京ニュービジネス協議会特別理事、一般社団法人女性活躍委員会理事、   NPO 法人ふるさと山口経営者フォーラム常務理事事務局長、萩市ふるさと大使などを務めている。   また、経産省や文科省など中央省庁や、東京都など自治体の審議会・委員会委員を多数歴任。   子育て中はPTA会長も経験し、「起業」「女性の働き方」「地域活性化」などの講演も多い。 【申込方法】  下記問合せ先に,所属・氏名・E-Mailアドレス・電話番号を記載の上,  Mailにてお申し込みをお願いします。  当日の参加も大歓迎ですが,事前申込みいただくと助かります。  (第1部のみ/第2部のみのご参加も可能です。) 【お問い合わせ先】   山口大学大学研究推進機構産学公連携センター/産学連携課産学連携係   TEL:0836-85-9961   E-Mail:kokoroza@yamaguchi-u.ac.jp 詳細 → http://kokorozashi-dojo.sangaku.yamaguchi-u.ac.jp/archives/1500/ +-----+-----+ NEW! ■UBE START UP ビジネスプランコンテスト「市内企業からのチャレンジテーマ」募集 宇部市では、ビジネスプランコンテストの開催に先立ち、市内企業等から「チャレンジテーマ」を募集します。 【募集内容】   市内企業等が抱える課題(新規プロジェクトにおける課題や経営課題など)を募集します。   ※採用されたテーマは、「UBE START UPビジネスプランコンテスト」におけるチャレンジテーマとして    その解決策を広く募集します。(12月下旬より募集予定) 【応募資格】   以下の要件をいずれも満たす法人   ・宇部市内に事業所を有すること   ・「UBE START UPビジネスプランコンテスト」で受賞したビジネスプランに対し、   その提案者とともに連携・協業などの形で協力し、事業化に向けた取組を支援していく意志があること   ※1法人あたり複数のテーマでの応募も可能です。 【募集期限】   平成30年12月4日(火曜日)〜平成30年12月18日(火曜日) 【問い合わせ・申し込み】   うべスタートアップ(宇部市中央町三丁目13番7号)   TEL:0836-39-5010 FAX:0836-39-5184   E-mail:ubesta@aurora.ocn.ne.jp 詳細 → http://www.city.ube.yamaguchi.jp/boshuu/ict_innovation/bijikontema.html +-----+-----+ ■「標準化と知的財産教育FDセミナー」のご案内 本セミナーでは、第1部にて標準化教育について重要性を確認した上で、 経済産業省と日本規格協会の取組や大学教育・企業人材教育の現状と課題を講演頂きます。 加えて、経済産業省/日本規格協会から、山口大学が受託して作成した教育教材 「教則 標準化とビジネス」の書籍やビデオを紹介いたします。 第2部にて、地方中小企業へお勧めの大学活用術を事例を基にしながら講演頂きます。 第3部にて、Society(ソサエティ)5.0を支える知財人材育成の取組や実例についてご講演頂きます。 【日時】2018年12月21日(金) 13:00〜17:00(受付12:30〜 ※随時受付可能) 【会場】九州経済産業局 九経交流プラザ 大会議室     (〒812-8546 福岡市博多区博多駅東2-11-1 福岡合同庁舎本館1F) 【テーマ】標準化と知的財産教育の展開、ならびに、産学連携の進展 【対 象】大学教職員、企業教育担当、産学連携に興味のある方 【プログラム】   第1部 標準化教育 ----------   ■ 13:00〜13:05 開会挨拶      経済産業省 九州経済産業局 産業技術課 課長  川原 昌喜 氏   ■ 13:05〜13:20 講演1「標準化活動を担う人材育成施策(経済産業省の取組の例)」      経済産業省 産業技術環境局 基準認証政策課 基準認証戦略室 戦略標準係長  村松 雅子 氏   ■ 13:20〜13:40 講演2「日本規格協会の企業向け標準化教育(研修)のご紹介」      一般財団法人 日本規格協会 規格開発センター 国際標準化ユニット  吉田 均 氏   ■ 13:50〜14:20 講演3「知財教育と標準化教育−標準化教育の現状と課題−」      一橋大学 イノベーション研究センター 教授  江藤 学 氏   ■ 14:20〜14:40 講演4「標準化教材 『教則 標準化とビジネス』の紹介                〜KOHKINや今治タオルの事例を含めて〜」      山口大学 知的財産センター 特命准教授  佐々木 通孝 氏   第2部 産学連携と企業経営 ----------   ■ 14:50〜15:30 講演5「地方中小企業へのお勧めの大学活用術                〜研究成果の有効活用法・大学知財で飛躍を〜」      山口大学 知的財産センター長 教授  佐田 洋一郎 氏   第3部 知的財産教育 ----------   ■ 15:40〜15:50 講演6「Society(ソサエティ)5.0を支える知財人材育成」      山口大学国際総合科学部教授・知的財産センター 副センター長  木村 友久 氏   ■ 15:50〜16:10 講演7「実践的知財教育プログラムの実質的な定着に向けた取組み                〜工学系教員によるキャッチアップと他大学への展開事例〜」      山口大学 知的財産センター 准教授  李 鎔m 氏   ■ 16:10〜16:30 講演8「農学系知財教育プログラムの農学部及び教員養成教職課程への展開                〜農学・農業教育・理科教育・技術科教育への展開事例〜」      山口大学 知的財産センター 特命准教授  陳内 秀樹 氏   ■ 16:30〜16:50 講演9「文系学生を対象とする知的財産教育」      山口大学国際総合科学部教授・知的財産センター 副センター長  木村 友久 氏   ■ 16:50〜17:00 閉会挨拶      山口大学国際総合科学部教授・知的財産センター 副センター長  木村 友久 氏 【申込方法】チラシの参加申込書にご記入の上、FAXにてお申込み、または、   下記の各事項をご記入の上、メールにてお申し込みください。   ・<メール件名> 12/21知的財産FD申込   ・氏名,ご所属,連絡先(電話及びメールアドレス)   ・申込み先: ip_fdsd@yamaguchi-u.ac.jp 【申込〆切】平成30年12月14日(金)   当日の受付もしておりますが、資料等準備の関係上、事前にお申込み下さいますようお願いいたします。 【お問い合わせ】山口大学大学研究推進機構知的財産センター   TEL:0836-85-9942   FAX:0836-85-9941   E-Mail:ip_fdsd@yamaguchi-u.ac.jp 詳細 → http://kenkyu.yamaguchi-u.ac.jp/sangaku/?p=3590 +-----+-----+ ■山口大学知財センター・早稲田大学知的財産法制研究所共催「知的財産セミナー」のご案内 【日時】2018年12月14日(金) 第一部13:00〜15:00 第二部15:30〜17:30 【会場】山口大学吉田キャンパス:大学会館 【内容】  山口大学知財センター・早稲田大学知的財産法制研究所共催  『知的財産セミナー』  〇第一部 13:00〜15:00  美術家のための追及権  追及権とは、美術の著作者の保護のために誕生した権利であり、  国によっては著作権法の一部に組み込まれ、別の国では、特別法として制定されています。  このセミナーでは、追及権とはどのような権利であるかを様々な角度から解説し、美術家に  どのような影響があるかについて考えます。  ・13:00 開会の辞    山口大学 国際総合科学部教授     木村 友久  ・13:10「追及権の現状」 山口大学 知財センター特命准教授   小川 明子  ・13:50「追及権早稲田試案と著作権法への影響」               早稲田大学法学学術院助手       末宗 達行  ・14:10「海外の追及権」 早稲田大学大学院法学研究科博士課程  ホベルト・カラペト  ・14:30 質疑応答  ・15:00 閉会の辞    早稲田大学法学部教授        高林 龍  〇第二部 15:30〜17:30  専門家のための特許判例における最新の動向  最新の特許判例について、元裁判官現早稲田大学法学部高林龍教授が解説します。  コメンテーターとしては、大阪大学加藤幹特任教授にご登壇いただきます。  ■講演者    早稲田大学法学部教授  高林 龍  ■コメンテーター 大阪大学知的基盤総合センター特任教授  加藤 幹 【申込方法】  チラシの参加申込書にご記入の上、FAXにてお申込み、  または、下記の各事項をご記入の上、メールにてお申し込みください。   ・<メール件名> 12/14知的財産セミナー申込   ・氏名,ご所属,連絡先(電話及びメールアドレス)   ・申込み先: ip_fdsd@yamaguchi-u.ac.jp 【申込〆切】平成30年11月30日(金)  当日の受付もしておりますが、資料等準備の関係上、事前にお申込み下さいますようお願いいたします。 詳細 → http://kenkyu.yamaguchi-u.ac.jp/chizai/?p=2820 +-----+-----+ ■平成30年度知的財産権制度説明会(実務者向け等)・特許法等改正説明会2018 知的財産の業務に係わる実務者の方を対象に、知的財産権制度の円滑な利用のため、 実務上必要な知識の習得を目的とした知的財産権制度の説明会が全国の主要都市で開催されます。 【開催日程】  平成30年10月〜平成31年1月の平日  時間は10時00分から18時30分の間で開催地・開催日により異なります。 【講義内容】  特許・意匠・商標審査の運用基準や、企業活動をグローバルに展開していく上で重要となる  国際出願の手続き、特許法改正等の最新事情等について、より実務に役立つ内容を分かりやすく解説します。 【講師】特許庁職員等 【参加費】無料(テキストも無料配布) 【お問合せ先】   知的財産権制度説明会運営事務局   (株式会社日本旅行 ECP営業部 東京都港区虎ノ門3-18-19 虎ノ門マリンビル11F)   TEL:03-5402-6412 FAX:03-3437-3944 E-mail:jit_ntadesk@nta.co.jp 詳細 ⇒ http://www.jit2018.go.jp/ +-----+-----+ NEW! ┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿  【2】知財豆知識 Vol. 30 ┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿ こんにちは。知財豆知識のコーナーです。いつもご愛読いただきまして、ありがとうございます。 さて、本日は「知らなかった」では済まされなかった意匠権侵害事件の話しです。 ●知財豆知識Vol.30 「ワンダーコアスマート」と意匠権  少し前の話しですが、「意匠権侵害で会社社長ら逮捕」という記事が目に飛び込んできました(2016.6.30)。 記事をみてみると、当時深夜の通販番組等でみかけていた運動器具「ワンダーコアスマート」に関するものでした。 ※「ワンダーコアスマート」: 背もたれの反発力を利用して腹筋を鍛える運動器具 https://www.shopjapan.co.jp/products/wondercore/smart.html  (へー、これ意匠登録されていたんだ。運動不足の筆者としては別の意味でも興味深々です。)  早速、特許情報プラットフォーム(J-PlatPat: https://www.j-platpat.inpit.go.jp/ )で調べてみると、ありました。  ●意匠登録第1500344号(登録日:2014.5.16)。 意匠に係る物品は「身体鍛錬器具」、意匠権者は台湾在住の莊進成氏と莊龍飛氏という方でした。    量産される工業製品は、そのデザイン(@形状、A形状+色彩、B形状+模様、C形状+色彩+模様) によって売り上げが大きく左右されることがあります。似たような性能で同じような価格設定の場合、メーカーや デザインの好みで製品を選んでいる方も少なくないのではないでしょうか。 このように私達が価値を感じる(良いと思う)工業製品のデザインを保護しているのが意匠権(意匠制度)です。 意匠権の存続期間は「登録日から20年」であり、実は私達の身の回りには意匠権がかかわっている製品がたくさんあります。 例えば、ヴィッツ(車)のデザイン、500系新幹線の形状、カップヌードルの容器、iPhoneの包装箱、 パンdeショコラ(お菓子)の模様、爽(アイス)の容器、ベイブレードやシルバニアファミリー(おもちゃ)の形状、など。  さて、話をもとに戻しましょう。 上記の「ワンダーコアスマート」の意匠権については、Shop Japan(通販サイト)を運営している オークロンマーケティング社がライセンスを受け、日本国内で独占販売をしていました。 筆者が住んでいる山口県宇部市周辺での店頭販売価格は13800円(税別)、通販サイトでの販売価格は 9900円(税別)で、当時既にシリーズ累計で300万台以上(400億円以上)を売り上げていました。 (筆者も早速、ポチっと。売上に貢献しました。) そのような中で、埼玉県秩父市の日用品雑貨輸入販売会社のタカハタインターナショナル社が海外から 「ワンダーコアスマート」と同じデザインの健康器具を輸入し、販売していました(販売価格:5000円程度、 約350台売上)。そして社長ら3人が意匠権侵害で逮捕されたのです。 逮捕された社長らは、輸入販売は認めているものの、「意匠権を侵害する意図はなかった」と供述しています。 しかしながら、「意図はなかった(知らなかった)」では済まされないものであり、刑事罰として10年以下の懲役 又は1000万以下の罰金或いはその両方が科せられることとなります(実際に課せられた刑罰は不明)。 意匠法を含めた知的財産法は、昨今では交通法規と同じように常識的なものになりつつあります。 赤信号で交差点に入れば(交通法規違反をすれば)、大変な事故につながることは周知のことであり、 「知りませんでした」では済まされません。 特許権侵害や意匠権侵害についてもまさに同様のことが言えます。 特に見た目の世界である物品の形状等(デザイン)は、技術的解決手段(アイデア)である発明に比べると、 その模倣は比較的容易です。 日本では、知的財産立国政策(2002年)が打ち出され16年が経過しますが、 筆者としては最終的には国民一人一人の知的財産に対する“意識”(例えば、他者の知的財産を尊重する、 自己の知的財産の価値を認識するなど)の涵養が重要と思います。 (我が家のワンダーコアスマートはその後2週間でただの座椅子となりました。) ┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿  【3】中国経済産業局からのお知らせ   ┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿ ▼イベント【01】戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン)・研究開発等支援制度の説明会及び相談会 中国経済産業局では、平成31年度戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)に 提案していただくための説明会及び相談会を開催します。 サポイン事業のみでなく、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)等 による研究開発支援策のご紹介も予定しておりますので、ぜひご参加ください。 ・参加費:無料 ・申込方法:ウェブサイトをご覧ください ・申込締切:平成30年12月28日(金) ・問合せ先:中国経済産業局 産業技術連携課 ・詳細→ http://www.chugoku.meti.go.jp/event/ind_tech/181204.html ▼イベント【02】「ビジログ〜学びを可視化する。だからのびる」ワークショップ 中小企業庁では、人材育成プラットフォーム「ビジログ」のサービスの一環としてワークショップを開催します。 本ワークショップでは、中小企業の中核的な役割を担う人材に必要となる知識・能力を身に着けるための カリキュラムにより、「一度に集中してより深く」学ぶことができます。 是非、企業の人材育成にご活用ください。 ・対象:中小企業の従業員、経営者、人事担当者等 ・定員:各講義30名 ・参加費:無料 ・申込方法:ウェブサイトをご覧ください ・問合せ先:ビジログ事務局 ・詳細→ https://busilog.go.jp/ ┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿  【4】研究開発助成金等の公募情報   ┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿ 【NEDOからの公募】 NEW! ○「中国の科学技術人材にかかる動向調査」に係る公募について  締切日:平成30年12月17日  詳細→ http://www.nedo.go.jp/koubo/NA2_100059.html NEW! ○「NEDOプロジェクトのアウトカム把握のための基礎調査」に係る公募について  締切日:平成30年12月17日  詳細→ http://www.nedo.go.jp/koubo/BF2_100044.html NEW! ○「IoTを活用した新産業モデル創出基盤整備事業/Connected Industriesの取組を  社会実装するための統合的な支援施策のあり方に関する調査事業」に係る公募について  締切日:平成30年12月28日  詳細→ http://www.nedo.go.jp/koubo/IT2_100069.html NEW! ○「環境調和型プロセス技術の開発/各国の鉄鋼業における政策・技術開発の  長期見通しに係る調査」に係る公募について  締切日:平成30年12月12日  詳細→ http://www.nedo.go.jp/koubo/DA2_100246.html NEW! ○「省エネルギー技術開発制度の成果の把握及び分析等」に係る公募について  締切日:平成30年12月11日  詳細→ http://www.nedo.go.jp/koubo/DA2_100242.html ○「次世代火力発電等技術開発/次世代火力発電技術推進事業/国内未利用炭を用いた  低炭素型燃料製造事業可能性調査」に係る公募について  締切日:平成30年12月17日  詳細→ http://www.nedo.go.jp/koubo/EV2_100182.html ○「次世代火力発電等技術開発/次世代火力発電技術推進事業/CO2排出削減のための  要素技術検討」に係る公募について  締切日:平成30年12月7日  詳細→ http://www.nedo.go.jp/koubo/EV2_100180.html その他のNEDOからの公募情報につきましては、NEDOホームページよりご覧下さい。 http://www.nedo.go.jp/search/?type=koubo 【JSTからの公募】 ○「日印大学交流会」(テーマ:日印間の大学交流・連携の推進)発表者の募集  締切日:2018年12月10日  詳細→ https://www.jst.go.jp/inter/program/announce/announce_belmont_oceans2018.html ○ベルモント・フォーラムCRA(共同研究活動)Transdisciplinary Research for Ocean Sustainability  (海洋の持続可能性のための超学際研究)  締切日:2019年01月31日  詳細→ https://www.jst.go.jp/inter/program/announce/announce_belmont_oceans2018.html ○産学共同実用化開発事業(NexTEP):未来創造ベンチャータイプ及び一般タイプ  締切日:2019年03月29日  詳細→ http://www.jst.go.jp/jitsuyoka/bosyu.html ○研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)企業主導フェーズ:NexTEP-Aタイプ  締切日:2019年03月29日  詳細→ http://www.jst.go.jp/a-step/koubo/h30nextep-a-1.html その他のJSTの公募情報につきましては、JSTホームページよりご覧下さい。 http://www.jst.go.jp/bosyu/bosyu.html ┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿  【5】微細加工支援室からのお知らせ   ┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿ ■微細加工・薄膜作製・微量ガス分析関連の機器をお使いいただけます。 加工・分析に際しては、技術支援員が手厚くサポートしますので、微細加工 の経験がなくても、あなたのアイデアを試作できます。 特に微量ガス分析については独自の装置群を有しています。 まずは、お気軽にご相談ください。  <お問合せ先>  山口大学 大学研究推進機構 微細加工支援室   http://www.nanotech.sangaku.yamaguchi-u.ac.jp/   TEL/FAX:0836-85-9993 ★☆★=山口大学真空公開講座 出張講座のご案内(随時開催)=★☆★ 出張講座は、5名以上の受講生が集まる場合、講師を派遣し、真空技術に 関する講座を開催するものです。これまでに7件の実績がありますが、 初級コースから上級コースまで、日程についても1日コースや2日コース など、受講生のご要望に応えたカリキュラム内容を提供することが可能で す。以下にコースの例を示します。 出張講座は、以下のサイトの「ご相談・お申込みフォーム」からご相談下さい。 http://www.vacuum.eng.yamaguchi-u.ac.jp/demae.html ┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿  【6】『やまぐちイノベーション創出推進拠点』     〜地域の企業の皆様にご利用いただける設備・機器を開放しています〜 ┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿ ■山口県地域の産学官連携の総合的な取り組みを推進するための拠点 『やまぐちイノベーション創出推進拠点』が 山口大学(常盤キャンパス)と山口県産業技術センターに整備されています。 https://ds26.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~sangaku/innovation/ 本拠点には下記に示す各種の設備・機器が設置されています。 2機関が従来から保有しているオープン利用機器もご利用いただけます。 機器操作補助も致します。 機器利用を検討したい、ご興味をお持ちの企業・研究者の方がいらっしゃい ましたらお気軽に下記お問い合わせ先までご連絡くださいますようお願いします。  <本件についてのお問い合わせ先>  山口大学大学研究推進機構   電話:0836-85-9961 FAX:0836-85-9962   電子メール:kyoten-y@yamaguchi-u.ac.jp 研究設備リストはこちらから↓  https://ds26.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~sangaku/innovation/index.php?submode=mcyi_itiran ┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿  【7】山口大学の研究成果情報  ┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿ ■シーズ集  http://www.tlo.sangaku.yamaguchi-u.ac.jp/seeds/ ■研究成果有体物  http://www.tlo.sangaku.yamaguchi-u.ac.jp/mta/  ※山口TLOのホームページにつながります。 ┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿  【8】お知らせ ┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿ ■平成29年度山口大学大学研究推進機構年報を発行しました。 当機構の平成29年度年報(Vol.27)を発行しました。下記ページより、ご覧ください。  → http://kenkyu.yamaguchi-u.ac.jp/sangaku/?page_id=71 ■「志」イノベーション道場 Webサイト リニューアルのお知らせ  このたび「志」イノベーション道場 Webサイトをリニューアルいたしましたので、 お知らせいたします。 http://kokorozashi-dojo.sangaku.yamaguchi-u.ac.jp/  「志」イノベーション道場の各種機能や利用方法、スケジュールなどを ご覧いただけます。ぜひご利用ください。 【「志」イノベーション道場とは】 学生と優れた起業家・支援者・産業人との接点・ネットワークを提供し、 アイデアを創造する実践・共創の場として活用することで、 起業家マインドを持つ人材を育てることを目指しています。 【お問い合わせ先】 山口大学「志」イノベーション道場  〒755-8611 山口県宇部市常盤台2丁目16-1   大学研究推進機構産学公連携センター    Tel:0836-85-9961    E-Mail:kokoroza@yamaguchi-u.ac.jp ■先端研究基盤共用促進事業(新たな共用システム導入支援プログラム)採択について  JSTの先端研究基盤共用促進事業は、研究開発への投資効果を最大化し、最先端の 研究現場における研究成果を持続的に創出し、複雑化する新たな学問領域などに対応する ため、研究設備・機器を共用するシステムを導入、運営することを目的としています。  昨年度、「国立大学法人山口大学バイオメディカル研究室を中核とした中国地区バイオ ネットワーク研究推進体」と「常盤キャンパス共用機器利用センター」が採択された本事業に、 この度新たに「分子構造解析教育研究推進体」と「バイオイノベーション教育研究推進体」が採択されました。 これにより、更なる全学的な機器共用化を推進していきます。 (参考)JSTホームページ https://www.jst.go.jp/shincho/program/sinkyoyo.html ■やまぐちIoT・ロボット技術研究会会員募集中 IoTやロボット技術を活用した技術開発、新製品・システムの創出を 促進するため「やまぐちIoT・ロボット技術研究会」を創設しました。 関心のある方のご参加をお待ちしています。 詳細→ http://kenkyu.yamaguchi-u.ac.jp/sangaku/?p=2945 ■知財教育・特許等の無料相談の山大ホットラインを開設しました。 詳細→ http://kenkyu.yamaguchi-u.ac.jp/chizai/?page_id=2199 ■書籍「これからの知財入門」を発行しました。 山口大学では、平成25年度より新入生(約2000 名)に対して 知的財産に関する授業を必修化しました (全国初)。 「これからの知財入門」は、山口大学の全学必修知財科目で実際に 使用している教材をベースに作られた書籍であり、知的財産の初学 者に適した教科書です。知的財産の全体像に始まり、著作権、特許 権、意匠権、商標権といった知的財産権の基礎的な知識を、事例や 判例をベースに体系的に学ぶことができます。学生だけなく社会人 の知財初学者にとっても有効です。 「これからの知財入門 〜変革の時代の普遍的知識〜」 著者 :国立大学法人山口大学大学研究推進機構     知的財産センター ISBN :978‐4-8222-3642-7 発行元:日経BP社 発行日:2016/03/25 ご購入はこちらから→ http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/253010.html ■山口大学無料開放特許情報 無料開放特許については、下記のページをご覧ください。 特許無料開放制度について http://kenkyu.yamaguchi-u.ac.jp/chizai/?page_id=1827 無料開放特許一覧 http://www.tlo.sangaku.yamaguchi-u.ac.jp/free_open_patent/  ※山口TLOのホームページにつながります。 ■企業のみなさまへ〜技術・事業化相談を随時受付中〜 当機構では、民間等からの技術相談や事業化に関わる相談などを 受け付けています。産学連携コーディネータが相談を受け、相談内容に 応じて山口大学の教授,准教授,助教,助手,技術職員,および本学が 連携する大学・高専等の適任者を紹介します。 申込みの際には下記より用紙を入手、ご記入いただき、当機構 (FAX:0836-85-9962)までファックスにてお送りください。 ----技術・事業化相談申込書------------------------------------- 申込書(pdf形式) http://kenkyu.yamaguchi-u.ac.jp/sangaku/data/consulation_app.pdf 申込書(Word形式) http://kenkyu.yamaguchi-u.ac.jp/sangaku/data/consulation_app.doc --------------------------------------------------------------- ■山口TLO(山口大学の技術移転機関)の会員企業募集中  http://www.tlo.sangaku.yamaguchi-u.ac.jp/member_services-2/ ++++++++// このメルマガについて //++++++++++++++++++++++++  <1>このメールは、山口大学の各学部で教官のメーリングリストが整備 されている学部の方には、メーリングリストを通じて配送しています。    (該当のない方や、重複して送付されましたら、ご了承ください。)  <2>このメールは毎月2回(各月の第1週と第3週週末)、山口大学関係者 の他、登録された皆様にお届けします。  <3>ホットニュースがあるときには、号外をお届けすることもあります。  <4>バックナンバーはこちらのページからご覧ください。    → http://kenkyu.yamaguchi-u.ac.jp/sangaku/?page_id=747  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