ページの本文へ
交通アクセス  サイトマップ

アクティブラーニングセミナー(山口大学FD研修会)」を開催

(2015年1月7日掲載)

20141212_1
 
  山口大学では、平成26年12月12日(金)に、教員による一方向の講義形式教育とは異なる、学習者の能動的学習への参加を取り入れた教授・学習法である「アクティブラーニング」を推進することを目的に、平成26年度「アクティブラーニングセミナー」を開催しました。

  山口大学は、大学教育改革を一層推進することを目的とした平成26年度文部科学省・大学教育再生加速プログラム(AP)のうち、テーマⅠ(アクティブラーニング)・テーマⅡ(学修成果の可視化)複合型に採択されており、同プログラムでは、正課教育と正課外教育の共創により共通教育を中心としたアクティブラーニングを組織的に推進し、次の時代を切り拓く人材として必要な汎用的スキルの修得を保証する先導的な学修成果可視化モデルの構築を行い、学生の学びの好循環を創出することを目標にしています。

  今回のセミナーは、文部科学省・大学教育再生加速プログラム(AP)の事業取組に資するだけではなく、大学の授業改善のためのFD研修(FD=Faculty Development、大学教員の教育能力を高めるための実践的方法)も兼ねて開催されており、本学のみならず他大学からも40名程の多様な参加者が聴講され、関心の高さが伺えました。

  セミナーでは、京都大学高等教育研究開発推進センター 溝上慎一教授による「大人数講義でのアクティブラーニングの可能性」と題した基調講演の後、山口大学でアクティブラーニングを取り入れた教育を実施している大学教育機構大学教育センター 星野講師、ならびに新たな学修成果測定(ルーブリック)の開発を進める同センター 林准教授が事例報告を行いました。

  続いて、全国初の知的財産教育全学必修化を担当している、大学研究推進機構知的財産センター木村教授から、社会人実務レベルでのアクティブラーニング、その質保障の試みについて、事例報告を行いました。
  その後のパネルディスカッションでは、会場からの質問応答の他に、パネラー同士のアクティブラーニングの実施状況等について活発な意見交換が行われ、既存の教育方式に留まらない大学の教育方式について、参加者に多くの示唆と課題を与え、盛会裏に終了しました。