第35回 コンソーシアム人材セミナーin山口を開催しました 

 22日(木)、吉田キャンパスの理学部11番講義室において、「第35回コンソーシアム人材セミナーin山口」を開催し、教職員および学生等42名が参加しました。
 本セミナーは文部科学省「科学技術人材育成のコンソーシアムの構築事業(次世代研究者育成プログラム)」に採択された、「未来を拓く地方協奏プラットフォーム」(代表機関=広島大学、共同実施機関=山口大学、徳島大学)の活動の一環であり、今回は理学部との共催により開催しました。
 冒頭、松野浩嗣理学部長の開会の挨拶に続き、株式会社カワノラボの河野誠代表取締役から、「博士卒のキャリア形成 起業という選択」と題して、約1時間30分の講演がありました。
 河野氏は大阪の堺市の出身で、現在37歳、大阪大学大学院の理学専攻 渡曾(ワタライ)研究室にて博士号を取得され、渡曾研では磁場を使った粒子泳動法に関する研究テーマに取り組まれました。粒子を泳動させる際に測定される”体積磁化率”自体が粒子の特徴を反映していることに注目し、粒子細孔内への溶媒侵入体積の測定法を開発され、その研究成果をいち早く特許化さらにナノテク展に出展された後、JSTA-STEP若手起業家タイプ採択を受けて、起業の決意を固められました。
 講演は苦労話も含めた実際的かつ具体的な内容であり、参加した学生から「自分も夢を追いたくなった」などの感想が聞かれ、また参加した教員からも活発な質問が相次ぎ、予定の時間をいっぱいに使う盛況の中、セミナーはキャリアパスデザイン推進室長の森田昌行教授の閉会挨拶で幕を閉じました。 

 

松野学部長挨拶の様子

 

講演の様子


 

 

 

   

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